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2010/09/21

王滝村でくるくる回してきた!セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝・クロスマウンテンバイク42km参戦記

アメリカ旅行ネタが途中で止まってしまってますが......

シルバーウイークの中日に、長野県王滝村で開催された「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝・クロスマウンテンバイク42km」に参戦して来ました。

↓ゴール直後のメーター、走行距離42.13km
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でも、なんで唐突にMTBレースに出たんだ?

そもそも、初めてMTBを買ったのが14〜15年前。定価10万位のSCOTTのハイス鋼フレームの安物モデルでした。それにSHOWAのフロントサスを付けて遊んでました。
その自転車がイカレて来た頃、知人に同じくSCOTTのクロモリフレーム(懐かしのタンゲ)を譲ってもらい、その後ずーーーーっと乗っていました、普通のチャリとして。
↓入手当時のお姿
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で、最近良く一緒に釣りに行く吉田猫次郎大兄と、MTBでタマゾン川になまづを釣りに行くうちに「ちょっとイジッてみようかな」って気になってきました。
で、部品を物色し始めた頃、5月の王滝42kmに参加した大兄より「パワースポーツが王滝の追加募集をはじめました。 よかったら一緒に出ませんか? 私は一足先に、今日エントリーします。(42kmね) 独りでも参戦します。 」と悪魔の囁きメールが飛来し、その場の勢いで申し込んでしまった訳です。

体のトレーニングは日頃スクワットを中心にある程度やっていたのですが、本格レースに参戦となると自転車をどーにかしなきゃ駄目だ!とはいえ、夏にアメリカ旅行に行くことが決定していたので予算は限りなくゼロに近い。。。。
新しい自転車を買うのは絶望的な状況(少なくとも10万以上は覚悟しないとレースで使える車体の入手は厳しい)なので、クロモリSCOTTをイジる事を決心。
一応当時のフレームのグレードとしては悪くないモデルだったので(コンポは全てディオーレDX)何とかなるだろう........

↓結果がこれ
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1)クランク&BBを一気にフォローテック2仕様のXT(クランク長175mm)に交換
2)リアディレーラーをXT、フロントディレイラーをSLXに交換
3)シフトをLXに、ブレーキレバーはシマノの安物orzに交換
4)フロントフォークをMANITOU SX-Rに交換ブレーキをAvidのVブレーキに交換(フレームにキャリパーが付けられないのでディスクブレーキ化は不可能)シューはBBBの物に変えた
5)ハンドルをカーボンのライザーハンドルに交換
6)ホイールをマービックのクロスロックチューブレスに交換。タイヤはIRCのミブロチューブレス2.10
7)スプロケををSLAMの12~34Tに交換して9速化(それまでは何と7速だった....)
8)新車以来、恐らく初のチェーン交換(苦笑)
9)サドルをVEROのチタンフレームのモデルに交換
結果、14kg後半だった車重は12kg前半に。当然走行性能も激変しました。ちなみにワイヤー以外、パーツは全て中古品を自分で取り付けたので(プロに任せたのは旧BB取り外しとホイールの振れ取りのみ)予算は驚くほど安上がりに出来ました。

一方エンジン(私)のチューンはと言うと......
1)スクワットを毎日120回
2)レース1ヶ月前位から、毎朝多摩川CRを30キロ走る
3)南アルプス某林道や八王子の林道で登坂訓練
4)レース1週間前から毎日アミノ酸サプリを摂取
5)レース3日前から炭水化物をしっかり喰う!(それまでは炭水化物摂取を控えていた)
レース1週間前に醍醐林道を登れたので、自分のペースさえ守れれば完走は可能だろうと言う確信が持てたのは、当日までのモチベーションを維持する上で大きかったです。

さあ、準備は整った!(ホントか?)


そして9月17日金曜日。日中のうちに自転車の整備を終わらせ、ペットボトルでフロントフェンダーを自作して取り付け。車中泊の荷物等と一緒にクルマに詰め込み、シルバーウイークの渋滞が始まる前の深夜に自宅を出発。中央道をひた走り八ヶ岳PAで車中泊。クルマの後ろをフラットにして寝られるスペースを作っておいたので快眠できました。もう9月だけ有って、八ヶ岳の夜は涼しいって言うよりは寒い位。暑がりな自分にとってこれは大変有難かったです。翌朝ここで吉田猫次郎大兄と合流。
コーヒーを飲んでうだうだしてから8時過ぎに王滝村に向けて出発。
伊那インターで高速を下り、朝飯を調達しつつ、道の駅によりつつ11時頃、会場の松原スポーツ公園に到着。
↓到着した時点では、まだ駐車場はガラガラ。
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エントリーは13時からなので、ひとまずクルマでスタート地点まで偵察。結構走るんだ、まあ起伏は大した事無いんで丁度いいウオーミングアップになりそう。
そこから今度は村役場方面に戻り、王滝食堂で昼飯♪
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いの豚丼といの豚汁を注文。
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いの豚丼は、豚とキノコとピーマンをやや甘めの塩味で炒め軽く片栗粉でとろみをつけて御飯にオン!うまーーー!嫌味で無い位の野生の香りが残っていて好きな味でした。

このあと、近所の酒屋さんでビールなどを買い込み、再び会場へ。
↓自転車の組立と最終調整開始。
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時間はタップリあるので、だらだらノンビリ作業できるのが嬉しい。

出展ブースを冷やかしてから、15時過ぎに受付。
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ゼッケンを自転車とヘルメットに取り付けて、準備完了!
↓ゼッケン裏には計測用のマイクロチップが付けてある。
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↓ネット上に有った高低差表と地図を拝借してハンドルに取り付けた。この表のお陰で行程の感じがつかめ、モチベーション維持に大変役立ちました!
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夕方5時から、ミーティング&パーティーが始まる。
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隣にクルマを停めた100キロの参加者の方から、パーティーのビールと食い物は全く足りないとの情報を入集していたので、テーブル側のポールポジションをキープ。
↓ビール(ホントは発泡酒)で乾杯♪
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↓結果これらの物が
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↓5分後にはこう......
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↓最後のジャンケン大会でPowerBarのタオルをゲット!
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この後クルマに戻り宴会開始。ビールとワインを軽く飲み(笑)コムタンクッパを食べて9時就寝。
翌朝3時過ぎには目が覚めてしまい準備開始。。。寒い!
明け方の寒さは予想してたので、薄手のダウンを着こみ朝飯の準備。流石にこの時間だと食欲は無いんですが、会場のトイレが4時過ぎから渋滞するので早目に食べて早めに出すものを出さないと安心出来ないわけです。ひとまずカップうどんを食べてトイレに行ってコーヒーを飲みながら装備品のチェック。

装備品は色々悩んだのですが結局、デイパックとサドルバックに
1)オスプレーの2Lのハイドレーションパック
2)スペアタイヤ(ミブロ2.10×1 チューブ×2)山の中でチューブレスタイヤのビートを入れるのは困難なので、素直にチューブを入れる作戦。
3)ミニポンプとCO2ポンプ&ボンベを4本
4)携帯工具とマルチツール(ガーバーサスペンション)
5)タイラップ数本とチェーン5コマとピン4本、スペアのブレーキシュー1セット
6)ウインドブレーカーと予備のグローブ(指有りのモトクロス用)とタオル
7)ファーストエイドキットとティッシュ(幸いにも雉撃ちはしなくて済んだ)

行動食は
1)アミノバイタルスーパースポーツゼリー×3(近所の薬屋のセールで大量購入)
2)shotzワイルドビーン味×2(まこぞっきさん推薦)
3)梅丹本舗MeitanCC☓2(ワイズの店頭で衝動買いしたが、会場のブースでも売ってた)
4)カロリーメイトメイプル味×2
5)ミニようかん×2
6)コーラ(500ccのペットボトル)
7)干し梅(撮影先で以前たくさん貰った物をすこしビニールに入れてきた)
......どう考えても持ちすぎだろ?
ただ、目標タイム5時間以内として、最低1時間に1回補給(出来れば45分に1回)とすると、4〜6個の補給食が必要な訳で.....やっぱ持ちすぎだ!(苦笑)要するに補給食の絞り込みが出来なかったわけです。決して全部喰うつもりでは無かったんです、信じてください!<って何言い訳してんだろう
疲労すると味のついた飲み物が嫌になってくるので、ハイドレーションの中は水にして、電解質等は補給食で採るつもりでした。

スタートは7時なので、5時半には会場を出発。ウオーミングアップを兼ねてゆっくり走ります。この緩い登りでもゼーゼー言って休んでいる人が何人かいましたが、果たして完走出来たんですかねぇ?

↓途中にある昭和59年の長野県西部地震で出来た自然湖の朝。
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幻想的な風景ですが、ついつい鱒のライズが気になるのは釣り師の性(笑)

6時半にはスタート地点手前に到着。
↓自転車を倒してスタートを待ちます。
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それにしてもリュックがデカい。(ハイドレーション対応の一番小さなリュックがこれだった)
待ってる間に、ここでカロリーメイト×1とアミノバイタル×1を補給。

↓スタート直前の自分撮り。まだ余裕が有る。
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7時スタート!

暫くは舗装路の緩い登り。自分のペースをまもりゆっくり漕ぐ。当然ビュンビュン抜かされるが、彼らとはエンジンのポテンシャルが違いすぎるのでじっと我慢。
スタート直後のトンネルは真っ暗なので、ここではライトを点灯。(ここだけしか使わない)
↓三浦ダムまでは緩い登りだけど.....
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ここまでの高低差、スタートから10キロで194m

いよいよ激坂のスタート!!
こぶし大の石がゴロゴロ転がっているガレ坂なんで走りにくい。
↓ここは路面がかなりマシな場所。ガレ場では写真を撮る余裕無し。
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ペダルをくるくる回すことだけを考えて、時速5~6kmでゆっくり登っていく。脚力だけで登ろうとすると体力がいくら有っても足りないです。時速4キロ代になると不安定になり石を踏んでふらつくので、そんな時は躊躇なく下りて押す。呼吸が乱れたら一旦止まって落ち着くまで小休止する。こまめに水分を摂る。7.6km標高差364mの上り坂。キツイはキツイけど、ペースさえ守ればイケそうな感じ。
途中、転倒者救護に向かうオフィシャルカーに抜かされたり(顔面から血が出て大変だったらしい)もしました。
↓途中のエイドステーションで給水と補給(アミノバイタル)
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エイドの人に「ハサミか爪切り有りませんか?」と聞いている選手のお兄ちゃんに、ここでマルチツールのハサミを貸す。なんでも足の爪の端が剥けてきたのを我慢しながらここまで登ってきたらしい。よく頑張った!

↓向こうの尾根に見える道。あれを登って来たんだよなぁ.....
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ここで補給。梅丹、甘酸っぱくて味は良いんだけど濃い!水で流し込んだ。

↓ピークのちょい手前。御嶽山の山頂が綺麗に見えるポイントで休憩してた方に撮ってもらう。
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「すいません、一生に一度のお願いなんで撮って下さい!」って言ったら、来年も言うんじゃない?と切り替えされた(笑)

レース最高地点(1624m)からの100m程の下りでサドルが上向きにズレるトラブル発生。
下りだけならまだしも、上り坂が漕ぎにくいったらありゃしないのでここで修理。
サドルバックが振動で落ちない様にタイラップで縛ったのが裏目に出て、修理に5分以上かかってしまう。しかもまだ微妙に上向きだけどやり直す気力が無いorzこの頃疲労がだいぶ蓄積されてバテ始めていたので羊羹を補給。羊羹の甘さは疲れていても喉に通りやすいしお腹にたまるのもいい!
この時点でスタートから2時間半経過。ちょっと焦りだす。
スタート3時間半までにチェックポイントを通過しないとその時点で足切り決定になってしまう。
約10キロ標高差400mしかも路面激荒れのダウンヒル途中にトラブルが発生したら結構ギリギリな時間......と心配しても仕方ないのでダウンヒル開始!!
ブレーキがVなのでペースはとにかく上げ過ぎない様気をつけて下っていく訳だけど、振動が半端無い!!手が痺れる〜〜〜〜〜。それと腰がすぐに痛くなってきた〜〜〜〜〜〜!!

ひたすら気合と根性で下って行ってようやくチェックポイント到着!手元の時計で恐らくスタートから2時間50分ちょい位のタイム。
↓これで、最後まで走れるぅ♪
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ここでハイドレーションに水を補給。ここまでの水分消費量は1.2L程だった。
サドルの角度をキッチリ直し、疲労回復のスペシャルドリンク。ここまで担ぎ上げたコーラーを一気に飲む。旨ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
リュックが大きいので荷物を減らすと、コンプレッションベルトをいくら閉めても中でばたつくので、スペーサー替りに小さいクーラーバックに入れて運んできたのでコーラはそれなりに冷たく体に染みいります。血糖値が落ち切ってダルダルな時はホント効果的でした。
ここでトイレに行ったり地面にひっくり返ったりして5分ほど休憩して出撃です。
まだ、体力は回復しきってはいないけど、さっきよりはだいぶ楽!
ここからの登りは3kmで標高差200mちょい。キツい箇所は素直に押します。漕げるところはくるくる回します!

↓途中何箇所もある天然エイドステーション。要するに沢の水。ハイドレーションに2Lも入れなくて良かったじゃないかと後悔しまくり。
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この後の100m程の下りでトラブル発生。なんかリヤホイールがふらふら振れてる気がする。
中古で買ったホイール、特にリアのハブは多少ゴリゴリ感が有り振れ取りしてもらった自転車屋さんでも早めにベアリングを替えた方が良いと言われていたけど......遂にベアリングが逝ったか?
この後には最後のダウンヒル、約8キロの距離で標高差459m一気に下る激坂が待ってる訳です。
下ってる最中にホイールがいかれたら後は押していくしか無い。けど行こう!
ホイールを気遣いつつライン取りして、ひたすら下る下る下る!!
振動で指は痺れ握力がどんどん無くなっていくけど、漕げる場所はガンガン漕いで行く。
リアはウニャウニャいってるけど何とか保ってくれぇ!!

そうこう言ってるうちに激坂を下りきる。コース分岐点にいるオフィシャルから「あと2キロ」の声が聞こえる。時計は11時50分過ぎ。とにかく何も考えずに全開で漕ぎまくる。最後は緩い下りだと思ってたら上り坂も有る、げっ聞いてないぞ!!
途中、一人抜かして最後の直線。橋の欄干に立っているPowerBarの黄色い旗、ゴールのゲートが見えた!!

全開のままゴールに飛び込みフルブレーキング!!(笑)

時計を見たら11時58分。やった〜〜〜〜〜〜っ、完走したぁ!!

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※追記
リザルトを確認しました。タイムが4:56:38で387位でした。ま、ここまで来ると順位は全く関係有りませんね。完走したことに意義が有るんですよ、はい(笑)


ゴール地点から会場までは舗装路を自走して行くんですが、もう後輪はフラフラヨレヨレ。
こんなんでよく下りて来たもんだ。
クルマまで戻ってチェックしたら、スポークが4〜5本緩みまくりでした。

相方の大兄も4時間ちょいでゴールし、先にクルマに戻って居ました。
片付けもままならず、車の中でひっくり返り1時間ほど気絶して、その後だらだら洗車。
その後会場で、地元のおばちゃんが振舞ってくれた豚汁(旨い!)をご馳走になり、だらだらしてましたが、二人とも入賞とは全く関係ないので表彰式を待たずに撤収する事に。

伊那インター近くまで戻り、温泉に入って遅い昼飯を食べたのが17時半。
翌日渓流に釣りに行く大兄と別れ、高速に乗りました。本当なら一緒に釣りに行く積りでしたが、ホイールがアレじゃ無理。。。残念!

連休中日なのに小仏トンネルで渋滞30キロって表示に萎え、途中PAで3時間程仮眠をし、まだしつこく30キロ繋がっている手前の大月インターで一旦高速を下りて、30分ほど甲州街道を走って上野原インターで再度高速に乗りなおし、午前1時自宅に帰着。長い1日でした。


人生初の自転車競技が王滝とは無謀でした。けど、無謀なりにトレーニングと準備をしてなんとか完走出来たのは自分にとってデカいです。
来年も更なる記録更新を目指して、是非とも参加してみたいです。

さあ、日々のトレーニング再開だ!

以上、長文失礼しました。

※追記
レロレロになったリアホイールは、風魔プラスワンに持ち込まれスポークの組み直し手術の処置が決定となりましたとさ。

「良く壊れなかったよねぇ」と感心されました(笑)

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コメント

 こんばんわです。
そう!はさみを借りた人です。本当にありがとうございました。
あの爪の状態であの後のコースを走ったち考えるとゾッっとしてしまいます。

本当にありがとうございました。

投稿: キクちゃん@はさみを借りた人 | 2010/09/23 00:19

>キクちゃん
おお、本人だ!(笑)
見るからに痛そうでしたので、あそこで処置が出来て本当に良かったですよねぇ。お役に立てて良かったです。

来年、また王滝で走りましょう!

投稿: へらコブラ | 2010/09/23 07:00

王滝お疲れさまでした。
来年、またいい走りができると良いですね。
来年はもっと!という動機づけで一様に皆、Mの世界へはまって行くようですよ、ひっひっひっ。

投稿: まこぞっき | 2010/09/23 22:42

>まこぞっきさま
王滝逝って参りました!

もうすっかりMの仲間入りですの(ポッ)

投稿: へらコブラ | 2010/09/23 22:52

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